02.ブッシュに対して(17.10.09)ライス国務長官の誕生に象徴的な、孤立主義を深めるアメリカ外交の拙速さが今後の世界情勢に与えるインパクトは予断を許さない。このことはパウエル前国務長官が演出した極東地域での連携を維持し得るかに係っている。つまり、中国の存在を前にして日韓を軸に台湾も交えた、経済力をも背景とした政治的スタンスのあり方が問われている。しかし、少なくともブッシュ自らに確たる信念はないので、この辺りの問題はライス国務長官に「丸投げ」されることであろう・・・。(17.06.01)遂に米国と北朝鮮の水面下での二国間協議は白日の下に晒された。 このことはアフガニスタン、イラクと相次ぐ失敗を重ね、イラン及び北朝鮮と距離の置き方に悩む米国の外交スタンスを如実に物語っている。皮肉なことに ブッシュはボルトンを国連代表に据えようとしている。立場を失いつつある、アナンの唱える国連改革に強烈な罵声を浴びせようという魂胆なのであろう。 (17.10.09)「果てしない犠牲を積み重ねること」にしか見えないテロに対する方法はないのだろうか。自らの不安を紛らわすための生贄に自国民を捧げて、窮地に陥ると神頼み。こんな楽な仕事だったのか大統領職とは。 |